鍼灸治療の適応症状を解説!ここまでできるか、鍼灸治療!

著者鵜山泰平

最終更新日:2025-08-25

投稿日:2025-08-25

  • 鍼灸
現役の鍼灸師が鍼灸治療の適応症状について詳しく解説していきます。

この記事の目次

こんにちは。大阪府吹田市で鍼灸師をしている、うやま鍼灸治療院の院長の鵜山です。

皆さん、鍼灸治療って何に効果があるのかご存知ですか?
肩こりや腰痛のイメージが強いでしょうか?
もちろん、肩こりも腰痛も鍼灸治療の適応症状の一つです。
多くの方々が肩こりや腰痛を含めた筋肉への施術で使われていますので、このイメージが先行しますよね。
でも、それだけではないのです!
近年の予防医学や、できるだけ薬を使いたくない(副作用が怖い)という動きから、鍼灸治療が注目されるようになってきました。
最近増加傾向にある自律神経症状や花粉症など、身近な疾患にも対応できるのです。
今回は鍼灸治療における適応症状を詳しく解説していきます。
きっと「え!こんなこともできるの⁉」と驚いていただけると思いますよ。

鍼灸治療全般については、鍼灸とはのページで解説しています。
よろしければ、そちらも合わせてご覧ください。

WHOで認められる鍼灸治療の適応症状

WHO(世界保健機関)は鍼灸治療の適応症状として41疾患を挙げています。
以下疾患名です。
頭痛、偏頭痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、メニエール氏病、白内障、急性結膜炎、近視、中心性網膜炎、急性上顎洞炎、急性鼻炎、感冒、急性扁桃炎、歯痛、抜歯後疼痛、歯肉炎、急性咽頭炎、急性気管支炎、気管支喘息、食道・噴門痙攣、しゃっくり、急性・慢性胃炎、胃酸過多症、胃下垂、麻痺性イレウス、慢性・急性十二指腸潰瘍、急性・慢性腸炎、便秘、下痢、急性細菌性下痢、打撲による麻痺、末梢神経系疾患、多発性筋炎、神経性膀胱障害、肋間神経痛、頚腕症候群、坐骨神経痛、腰痛、関節炎、夜尿症

めちゃくちゃ多いです…
さりげなく、しゃっくりも入ってますね(笑)
また「肩こり」「腰痛」のような筋肉系の症状よりも、内臓系や神経系の疾患が多く登録されているのも驚きです!
WHOでは、鍼灸治療はしゃっくりのような軽めの症状から、多発性筋炎などの難病指定の疾患まで、幅広く対応できると認められています。
WHOが認めるということは、エビデンス(科学的根拠)がしっかりあるということです。


ちなみに「肩こり」 は日本人特有の感覚なので、WHOの認める疾患には含まれません。
では、日本で鍼灸治療というと、どんな適応症状があるでしょうか?

日本で鍼灸利用率が高い症状

日本で患者さんのニーズが高い症状として1番多いのは、運動器系の疾患でしょう。
運動器系の症状には、

  • 五十肩
  • むち打ち症
  • 頸肩腕症候群
  • 腰痛症
  • ギックリ腰
  • 椎間板ヘルニア
  • 変形性膝関節症
  • 関節炎
  • リウマチ
  • 肩こり
  • 寝ちがい
  • 筋肉痛
  • 捻挫
  • テニス肘
  • 腱鞘炎

などがあります。
続いて挙げられるのが、神経系の症状です。

  • 神経痛(三叉、肋間、坐骨など)
  • 頭痛
  • 歯痛
  • ヘルペス
  • 顔面神経麻痺
  • しびれ

などがあります。
坐骨神経痛やしびれはよく耳にするワードではないでしょうか。
日本では、いわゆる整形外科疾患だけが、鍼灸の対象と思われがちです。
ここにプラスして、鍼灸にはまだまだ可能性があることを知っていただきたい!と強く思います。

あまり知られていない鍼灸の適応症状

鍼灸の施術

実は、鍼灸治療は「ウイルス性疾患と外傷を除いたほぼすべての症状」に対応可能と言われています。
少し例を挙げるだけでも以下のようになります。

  • 花粉症
  • 頭痛
  • 突発性難聴
  • 気管支喘息
  • うつ病
  • 糖尿病
  • コロナ後後遺症
  • ヘルペス後の疼痛
  • 更年期障害
  • PMS(月経前症候群)
  • ヘルニア
  • アレルギー
  • アトピー
  • 便秘
  • 冷え性
  • 不妊
  • つわり
  • 夜泣き
  • 自律神経失調症(倦怠感・食欲不振・不眠など)

他にも不定愁訴と呼ばれる体に明らかな異常はないけれど、さまざまな症状を訴える状態にも効果があるのです。
あてはまるものや気になる症状はありましたか?

当院で使っている「長野式鍼灸治療」では、
治療するとき「病気(症状や部位)ではなく病人(全身の体調や心身の状態)を診る」ということがよく言われます。
もちろん、西洋医学(整形外科)の病名も大事なのですが、病名に囚われるのではなく、患者さんの生活背景や体質などを見極め、体全体を診るのが鍼灸治療の良さだと思います。
どれだけいろんな症状を併発していても、対応できる鍼灸治療がもっと広まってほしいです。

まとめ

鍼灸治療って何に効果があるの?という疑問は解消したでしょうか?
整形外科疾患はもちろん、その他にもいろんな症状に適応可能です。
長年症状に悩んでいる、薬やマッサージでは変化が乏しいと思われる方は、一度鍼灸治療を試してみてはいかがでしょうか?

鍼灸治療を吹田市で受けてみたいという方は、ぜひうやま鍼灸治療院にご相談ください。
阪急関大前駅から徒歩2分、土日祝も開院しております。

鍼灸治療全般については、鍼灸とはのページでもご紹介しております。
よろしければ、一度ご覧ください。

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この記事を書いた人

鵜山泰平

大阪府吹田市の、うやま鍼灸治療院院長。鍼灸整骨院・整形外科にて鍼灸師として従事し、2022年うやま鍼灸治療院を開業。東洋医学と西洋医学を合わせた施術で多くの患者様のニーズに応えている。

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